ワナビーサマー

作詞作曲:山本こーすけ


「海が見たい」とか

具体的な話は置いといてさ

きみを待っているよ

ワナビーサマー


会えないときが二人だけの愛を育むとか

そんなような話

木々が芽吹いても

梅雨のころに長雨を眺めても

雪が降っても同じ


めくるカレンダー

いつからがそうだと

教えてくれはしないけど

数字が近づいたら

熱が高まるのを知ってる


夏が恋しくて焦がれきって

まだ見えない入道雲を探してる

今年も忘れられない

そんなね 夏にしたいの

きっとなるよね

そんな気がしてるんだよ


厚手のコートしまって

カーディガンを羽織って

模様替えを繰り返し 時は過ぎる

可愛いシャツを探して

水着の流行チェックして

まだ予定も無いのにはしゃぎすぎだね

ワナビーサマー


夏が恋しくて焦がれてるの

まだ見えないうちからじゃないと勿体ない

来年もやってくるなんて軽く思っていたら

遠ざかっていく おぼろげになっていくんだ


思い出す度痛むような

苦い記憶でもいいから

暑い日差しも土砂降りも

特別なものにするから

青くも実りも無いけれど

イルミネーションも無くたって

どんな表情をするのかな

待ちきれない ああ


夏になりたくて手をかざした

まだ遠いあの季節に恋をしてる

今年は忘れられない

そんなね 夏になるから

もう二度とは巡らない夏を待ってる


インストはこちらから。



製作後記というほどでもないけど例によってちょっとだけ。


春が終わっても秋が終わっても冬が終わっても、そんなに寂しくならないんですよね(個人の感想です)。夏、毎年涼しくなってくるたびに行かないでくれと思ってしまう。でも涼しくなるとそれはそれで嬉しいのも人間

2月とか3月って夏の予定を考えるんですよ。我々もまぁまぁいい歳なので予定を抑えるのが早くなってきましたが、そんなことをしてるとシャツ一枚で外に出て、暑いって文句言いながらビール飲んだり、シャワー浴びてから冷房の効いた部屋で気持ちよくなったり、そんな季節のことばっかり考えてる。多分毎年。夏生まれだからか知らんけど。


そんなこんなで夏になんねぇかな、夏になりてぇなみたいな歌でした。


編曲については、僕の中の初音ミクの原風景みたいなものを目指してみました。

BPMのはやいポップなロックというところに、ピアノと弦が入って華やかになるのってアニソンルーツというか、こういう曲って初音ミクの曲!っていうイメージがあったので、それに逆らわないようにこさえました。まぁまぁ狙ったものを狙ったように作れて気に入ってるので自己肯定感が高まってます。もう数字で一喜一憂する歳でもなくなっちゃったので、これを聞いた人が「夏、結構いいかも…」くらいの感想にたどり着いてくれたら嬉しいです。

それはそれとして音楽作ったので聞いて欲しいっていう思いはなくなることはないので、このジレンマみたいなのは少しもどかしいところはあります。でもこのくらいはできるんだぞ!みたいな名刺代わりの曲になったのでそれはそれでいいかなって。


というわけで久々の個人製作(マジで1年以上してませんでした)だったので、取り掛かるまで結構ウダウダしてましたけどやり終えてまぁまぁスッキリしてるし、むしろ精神的に良い塩梅で着地できちゃったので、仕事の合間を縫って今年からはボカロ曲作っていこうと思います(今度こそ)。ミクさんに歌ってもらうの、やっぱおもろい。

聴いてくれたみなさん、本当にありがとうございます。音楽業界の片隅で生きてる人間ですが、こういう曲を作るのが好きな人間です。今後ともよろしくお願いします。